「リーンスタートアップ」と「シニアゆる起業」、「ママ起業」の違いを分析してみました。

300人以上の起業家と接した経験から、「リーンスタートアップ」と「シニアゆる起業」、「ママ起業」を私なりに定義してみました。

リーンスタートアップとは

2011年にEric Riesが提唱したアメリカを発祥とする起業方法で、ポイントは、事業を進めながら発見していくこと。

アイデアを早い段階で仲間にシェアして見直しをしながら進める方法で、プログラム開発の手法の一つである「アジャイル開発」に似ている。facebookを立ち上げ、短期間で億万長者になったマーク・ザッカーバーグを崇拝する若者が多い。多くのベンチャー企業を創出するシリコンバレーを中心とするコワーキングスペースで頻繁に勉強会やアイデアのブラッシュアップが行われている。そこには投資家も参加する。

日本はアメリカのやり方を真似たもの。20代~30代男性のIT/クリエイターが中心で、活動拠点はビットバレー(渋谷系)。アメリカは起業家への投資(VC/エンジェル)が盛んであり、また、契約文化なので、交渉事が得意ではない日本人にはこのスタイルは合わず、あまり浸透していない様子。「やってみなきゃ分からないよね」が合言葉。

シニアゆる起業とは

銀座セカンドライフ株式会社代表取締役片桐実央さんが提唱したシニアの代表的な起業方法で、ポイントは、リスクを取らずに自分を発見しながら起業する方法。

定年を迎える間近の55歳から年金をもらうまでの65歳位の男性が多い。大手企業出身・高学歴者が多く、技術やノウハウを活かしきれなかった鬱憤を晴らそうとする傾向が強い。ビジネスの内容は社会課題の関心が強く、次世代の為に自分が残せる事がないかと模索する傾向がある。

貯蓄残高/孫への教育/年金のバランスを取りながら、なるべく所得税を払わずにすませる人が多い。リスクは負わずに1人で起業する人が多く、「win&winの関係でいきましょう」と言って仕事を補完し合う。けれど実際は、仲間と居酒屋でビジネスモデルや新聞で読んだ経済論を語る方が楽しく、なかなか行動を伴わないのが特徴。仲間内で行動する人が現れないので、「よし、行政と組んでやってもらおう」が合言葉。

ママ起業とは

35歳~45歳の女性を中心に、子育てが一段落したママが行う起業。ポイントは、ママさんを達対象に自分の得意分野で起業をする方法です。

ビジネス内容は、美容、健康、子育てなど、女性が持つ悩みや課題などを解決するといったものが多く、主婦が対象なので価格設定がそれほど高くないのが特徴。

商圏は自転車で行ける範囲。宣伝は特に要らず、主にママさん同士の口コミづてで仕事が発生する。「win&winの関係」という言葉は分かっていても使わない。なぜなら、それが当たりまえだから。小さい子供がいるので夜や土日のビジネスは向かない。旦那の収入が柱であり所得税はなるべく払いたくないので、ビジネスを大きくしたいという人は少ない。

投稿者プロフィール

数藤圭介
数藤圭介
株式会社ネクスト・アクション代表取締役。プロデューサー/Webマーケティング戦略コンサルタント。複数の企業・団体の顧問を務める。