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合気道の寒中稽古

今回は、私が10年以上続けている合気道のお話しをします。写真はこの冬の稽古後、団らんする柏合気会中原道場の合気道仲間です。寒稽古とは、冬の寒い時期に武道や芸事の修練を行うことで、寒さに耐えながら稽古をやり遂げることによって、精神の鍛練をするという目的があります。

 

合気道について少し触れたいと思います。合気道は海外でも熱心に愛好されている、日本で生まれた武術です。ケネディ大統領の弟の、体の大きなボディーガード達を、次々と、いとも簡単に投げてしまった映像で有名な合気道家、塩田剛三さんは、弟子の質問にこう答えたそうです。「合気道で一番強い技はなんですか?」「それは自分を殺しに来た相手と友達になることさ」

 

なんというかっこよさでしょうか?!

 

そもそも合気道には昇級、昇段審査はあるのですが、試合がありません。単に相手を倒すのではなく、塩田剛三さんのこのような考えに行きつく、他の武術とは少し趣の違う懐の深さが大変魅力的です。

 

そんな合気道は、毎日元気にクリエイティブセンター柏に通勤できる、元気の源の一つです。合気道をして実際に体調がよくなった経験が何度もあります。寒気がして熱が出そうなときも合気道でほどよく動いて汗をかいてから睡眠をとると、一晩でよくなります。また特に冬場は寒さがポイントで、体調がよくなることが顕著です。

 

寒稽古と似たようなもので、ロシアに、凍った湖や池の氷に穴を明けて泳ぐという健康法がありますが、急な寒さは逆に、体温を上げようとする、体に備わった機能が全力で働きます。全身の筋肉にフルに力を入れたあとの脱力の方が、そのままの状態で脱力するより、驚くほど深く脱力できるのと同様で、寒さと緊張を日常の生活に上手に取り入れることがいいのでしょうね。

 

私の通う道場は、暖房設備がなく、冬の寒さは外気温とほぼ同じです。外出が億劫になるほどの寒さ厳しい日は、正直気が重くなるのですが、ピリッとした空気の中での熱い稽古の爽快感は、稽古前の気の重さ?何のこと?と、考え方までガラッと変えてくれます。

 

その後の爽快感を思うと、どんなに寒い日でも、胴着をバッグに押し込んで玄関へと勝手に足が向かってしまいます。それでは、行ってきます☆

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ABOUT ME
数藤圭介
株式会社ネクストアクション代表取締役、WEBディレクター、ワードプレス運営アドバイザー、ビデオグラファー。趣味:小旅行、ギター、硬式テニス