部下育成のアプローチ

部下を育てようとするときや、重要な事を分かってもらいたい時、皆さんはどういったアプローチをとりますか?

「何度も言っただろう!」「なぜわからないんだ!」とその場で頭ごなしにガミガミ怒る方でしょうか?それとも、くどくどとくだをまいて説教したり、お酒の席で何度も繰り返し呪文のように言う方でしょうか?

本気で分かってもらいたいならばこのどちらの方法も効果がありません。その場で叱るというのは、言われた方はかなり傷つきます。刺激が強すぎる場合があります。また、場の空気を悪くし、緊張に繋がりチーム力を下げることに繋がります。

くどくど説教してもだめです。言われた相手は「また始まった」と思い、聞く耳を持たなくなるので心に響きません。馬の耳に念仏です。相手が聞く耳を持たないので、繰り返し言う事になる。これの繰り返しです。

では、どうすればいいでしょうか。

それは、「TPOに合わせて指導する」ということです。

「なんだ!分かっている」と思われる方も多いかもしれません。百年前の教科書に載っているようなことですからね。しかし、管理職や指導者の8割の方が実践できていない気がします。

TPOの意味は、TはTimeの頭文字Tで、「時」。PはPlaceで、「場所」OはObjectで、「目的」です。時と場所と目的を考えて指導するという事です。ファッションにおいては「TPOに合わせた洋服やアクセサリーを選ぶ」などとよく言いますが、まさにこれと同じです。

では、「TPOに合わせて指導する」とはどういう事か具体的に説明します。

まずは「時」ですが、「相手が聞きいれてくれるタイミングで言う」ことです。その場で言うと刺激が強すぎたり、楽しい飲み会の場で言われてもバリアが張られてしまい相手の心に刺さらない場合があります。

相手が聞き入れやすい環境を作り、相手が受け入れる状態を作ってあげてから、すっと心に溶け込むようなタイミングで話しかけます。相手が受け入れる状態とは、心を開いていてこちらの言う事に関心を持っている状態のことです。

次に「場」ですが、緊張とリラックスの中間を意識してください。緊張しすぎると刺激が強すぎますし、リラックスしすぎていると部下が眠くなったり指導者を尊重しない場合があります。

会社の会議室や上司のデスクの前だと緊張が強まります。その場合は、コーヒーやお茶などのリラックスした環境作りをするなどの工夫が必用です。

次に「目的」ですが、分かってもらいたい度合いによって時、場、言葉、表情や声色を変えます。例えば、最後通告の場合は、あえて役員室に呼び出したり、出社後すぐのタイミングで呼び出したりします。いつもとシチュエーションを変える事で本気度を伝えます。まだ最初のうちは何も言わずに肩をぽんと叩くとか、何も言わずに顔の表情で伝えたりするのもいいですね。

最後に、もっと大事なのが「相手の性格に合わせること」です。これは人を指導する上で一番大事な事です。例えば、他人の前で指導される事を好むか好まないかとか、ストレートに伝えるか遠まわしで気づかせるか、感情的に訴えるか理論で伝えるかなどがあります。相手の関心毎や悩み事などをしっかり頭にいれておき、相手に対する思いやりやマナーを守ることです。

人には感情があり、感情の起伏があり、刻々と変化します。

指導側の都合で押し付けたり、ただ闇雲に伝えればいいわけではありません。ましては、その場の感情で叱ってもいいことはありません。

いかがでしょうか。部下を育てようとするときや、重要な事を分かってもらいたい時は、常に冷静でいること、そして、相手のことを考える事です。間違っても自分の感情をぶつけないようにしたいですね。

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