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近所の楽器屋が「週休4日」になっていた

先日、いきつけの楽器屋のHPを見に行ったと所、なんと週休4日に変わっていました。一瞬目を疑いましたが、すぐに「なるほど。」、時代の流れを反映しているように思います。

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コストが増える現実

  • 人件費の高騰
  • 電気代や宅配インフラのコスト上昇
  • 税金や保険料の高騰

夜遅くまで店を開けていれば、その分だけ電気代がかかります。特に夏はクーラー代が重くのしかかります。

こうした負担は年々増しています。しかし販売価格は大きく上げられず、特に楽器のような高級品は「ふらっと寄って衝動買いする」時代ではありません。むしろ、立ち寄る人の多くは冷やかし客になってしまうこともありそうです。

一方で、日本の楽器は海外では高値で取引されることもあります。そう考えると「無理にお店を開けるより、ネット販売に集中した方が効率的」となるでしょう。その分中古の出張買取に時間をかけたほうが良さそうです。

もし店舗を開けていない時間があるのなら、
レンタルルームや楽器レッスン雑誌や広告撮影の場所提供といった形で活用した方が、はるかに合理的です。「店を閉める」=「収益を失う」ではなく、新しい稼ぎ方に切り替える発想が重要になっています。

以前ヨーロッパを出張で訪れた際、驚いたのは営業時間の短さでした。なんと10時〜15時がビジネスアワーというお店も珍しくありません。

当時は「もっと営業すれば売上が伸びるのに」と思ったのですが、今振り返るとその合理性がよく分かります。「長く開ける=コスト」だと割り切り、必要最低限だけ店を開け、あとはネットで解決しているのです。

現代はほとんどの買い物がネットで完結できる時代。実店舗の役割は「モノを売る場所」から、「体験やコミュニティの場」へと変わりつつあります。

近所の楽器屋が週休4日になったのは、まさにその変化を象徴する出来事だと感じました。今後の日本のお店も、同じように短い営業時間+ネット販売+副業活用という形にシフトしていくでしょう。

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