前回はSEO対策の考え方について学びました。今回はもう少し具体的な内容で、「内部要素」と「外部要素」について学んでいただきたいと思います。(読まれていない方は「SEO対策 基本のき」をご覧ください
SEOは何をすることか覚えていますか?
「ホームページを必要な人に見てもらうにはどうしたらいいか考えて最適化を行う事」です!
楽しみだなぁ♪
大事な事を言いますのでしっかり聞いてくださいね。
SEOの内部要素と外部要素
SEOの方法は大きく内部要素と外部要素に分かれます。
SEO内部要素:ホームページの中身のこと。自らの意図通りの変更ができる。
SEO外部要素:ホームページを他者から見た評価のこと。自らの意図通りにならない。
簡単に言うとこのような感じです。
例えば、「私は世界一のWEBデザイナーです!」と自ら宣言するのが内部要素で、
「そうです、あなたは世界一のWEBデザイナーです」と評価されるのが外部要素という事です。
この二つはセットです。
いくら「私は世界一のWEBデザイナーです!」と言ったとしても、誰からも「そうです」と評価してくれないと検索上位に表示されません。
そうしないと、言えば言う程検索上位に表示されることになってしまいますからね。
2つのSEO内部対策
内部対策は更に2つに分類されます。
コンテンツ要素:ホームページの文章や画像などのコンテンツのこと
正規化要素:検索エンジンのルールに則ったホームページにすること
コンテンツ要素は先ほどの「私は世界一のWEBデザイナーです!」という言葉で伝えます。正規化要素はホームページを構成するコンテンツ以外全てに該当します。googleが定めたルールや安全性に対してしっかり対応していているかや、ユーザーが読みたい内容を読むためにストレスがかからないような配慮が行われているかなどです。
正規化要素5つのの考え方
1.正しいタグで書く
タグというのはhtmlやJavaSctiptなどのプログラムコードのことです。巷ではaltやmetaタグを入れるといった情報が溢れていますが、テクニカルな事ではなく、エラーがなく、googleが指定する正しいタグで表現をすることがSEOの第一歩です。
2.ホームページの安全性を高める
ホームページが安全であるかどうかも大事です。悪意のあるスクリプトが含んでいないか、メールフォームは暗号化されているか、マルゥエアが含まれていないかなどです。特に悪意のあるスクリプトが含まれている事が発覚した場合はすぐに検索結果から除外されるので注意しましょう。
3.ユーザーにストレスを与えない表示や操作性、ページ表示速度にする
googleはユーザビリティ(=ユザーの操作性や使い勝手)を大切にしています。いくら良質で人の役に立つコンテンツでも、読みづらかったりボタンが押しづらいホームページは見る気が失せてしまいます。表示速度も気にする必要があります。重たく大きな写真やアニメーションばかりのホームページではなかなか知りたい情報にたどり着けない為、ホームページから離れてしまいます。
4.ユーザーが読みやすいサイト構造にする
ユーザーがホームページをストレスなく回遊するための工夫が必要です。例えば、本の索引やお店のメニューのようなもので、どこに何のページが書かれているか分からなかったり、大型ショッピングモールのように、自分がどの位置にいて、どこに向かっているのかなどが分かりやすくなっている事が大事です。ホームページではナビゲーションやパンくず、カテゴリ分け、サイト内文字検索といった手法があります。
5.検索エンジンに正しい自己紹介をする
サイトマップを作る事でサイト構成や更新頻度、重要なページ、重要ではないページなどの宣言を行う事ができます。googleサーチコンソールでホームページを登録すれば、サイトマップの登録やサイトが検索エンジンからどう見られているかといった確認ができます。サーチコンソールではドメインの正規化の宣言も行えます。ドメイン名にhttps、wwwがあるかないかなどです。
SEOの事が少しずつ分かり始めたでしょうか?
まずは正しい知識を身に着けて、少しずつSEOを楽しんでいってください。
次回は外部要素について学びましょう。
SEOの意味。~「SEO対策」とは言わないの?~
SEOは「Search Engine Optimization」 の略で、「検索エンジン最適化」という意味です。
SEO対策は、検索エンジン最適化を行った上で検索結果の上位にサイトを表示させるための対策を意味します。‷検索結果上位を狙う”となると、”最適化”だけでは足らずに検索エンジンを欺くようなテクニカルな手法になりがちです。スポーツでいうドーピングに近いです(グレーなのも多いですが)。
Googleはテクニカルな手法で検索エンジンを欺くのは是としません。仮に順位が上がったとしてもホームページが読まれていない場合は順位が下がってしまいます。やはり、内部対策・外部対策のバランスを取り、”最適化”をコツコツ行う事が重要なのではないかと思います。