コーディングファーストのWEBデザイン ― 工数削減と品質を両立する新しい発想
WEB制作の現場では、カンプやデザインに時間をかけすぎて、実装に入るのが遅れるという課題がよく見られます。中小企業の案件は「スピード」「費用対効果」「運用のしやすさ」が重視されるため、従来型の重厚な制作フローは時代に合わなくなりつつあります。デザインがいいとか、クリエイティブが優れているとか言っていては時代に取り残されてしまいます。
そこで私たちが実践しているのが、「コーディング・ファースト」のWEBデザインです。
1. カンプや設計はAIに任せる
これまで人手で時間をかけていた初期設計は、AIに任せることで約7割を自動化可能です。AIが提案した複数案をお客様に見ていただき、方向性を早い段階で決定する。これにより「考える時間」「調整の手戻り」が大幅に削減されます。
2. コーディングは汎用テンプレートを活用
コーディングはゼロから書き起こさず、汎用性の高い優秀なテンプレートをベースにします。このアプローチにより、レスポンシブやSEO対応の品質を確保しつつ、無駄な工数を省くことができます。
3. デザイナーによる最適化とカスタマイズ
テンプレートをそのまま使うのではなく、デザイナーが「色・フォント・写真の割合や見せ方」を調整。お客様の業種やブランドに合わせた“仕立て直し”を行います。これにより、低コストながらも「その企業らしいブランディング」が実現します。
4. 機能追加はプラグインで柔軟に
フォームや予約、ECなどの機能は、必要に応じてプラグインで追加します。開発コストを抑えつつ、お客様ごとの要望に応えられる柔軟性を確保します。
5. 余った時間はレスポンシブ・SEOに注力
工数削減の分、レスポンシブ最適化やSEOを意識したコーディングに時間を充てます。検索で成果を出す、ユーザーがストレスなく使える――この“当たり前”を徹底することが、結局はお客様にとって最大の利益につながります。
まとめ
いかがでしたか? 「コーディングファースト」とは、デザインより先に動くWEBをつくり、AIとテンプレートを最大限活用して工数を削減する考え方です。
- AIに初期設計を任せる
- 汎用テンプレートで基盤を整える
- デザイナーが最適化する
- プラグインで機能を追加する
- SEOとレスポンシブに注力する
これにより、スピード・コスト削減・品質の三拍子が揃ったWEB制作が可能になります。試してみて下さい。