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セキュリティの基本

【2025年版】WordPressセキュリティ:乗っ取りの兆候・原因・恒久対策

WordPressサイト乗っ取りの不安を解消!早期発見の重要性

「もしかして、うちのWordPressサイト、乗っ取られた?」Web担当者様であれば、一度はそんな不安を感じたことがあるかもしれません。サイトの乗っ取りは、企業の信頼失墜や情報漏洩など、深刻な被害をもたらす可能性があります。しかし、多くの場合は突然起こるわけではなく、事前に何らかの「兆候」が見られます。これらのサインにいち早く気づき、適切に対処することが、被害を最小限に抑えるための鍵となります。

なぜWordPressサイトは乗っ取られるのか?主な原因を理解する

サイト乗っ取りの兆候を理解する前に、そもそもなぜWordPressサイトが狙われるのか、その主な原因を知っておくことが大切です。原因を知ることで、より効果的な対策を講じることができます。

脆弱なパスワードの使用

「admin」のような安易なユーザー名や、推測されやすいパスワードは、ブルートフォースアタック(総当たり攻撃)の格好の標的となります。複雑で長いパスワードの使用は、セキュリティの基本中の基本です。

WordPress本体・プラグイン・テーマの未更新

WordPressや利用しているプラグイン、テーマには、セキュリティ上の脆弱性が発見されることがあります。開発元はこれらの脆弱性を修正したアップデートを頻繁にリリースしていますが、更新を怠ると、その脆弱性を悪用されて侵入されるリスクが高まります。

不適切なファイルパーミッション設定

サーバー上のファイルやディレクトリのパーミッション(アクセス権限)が緩すぎると、悪意のある第三者がファイルを書き換えたり、不正なファイルをアップロードしたりする隙を与えてしまいます。

信頼できないプラグインやテーマの利用

出所の不明なプラグインやテーマには、悪意のあるコードが仕込まれている可能性があります。必ず公式ディレクトリや信頼できる開発元から提供されているものを選びましょう。

「あれ?」と思ったらすぐ確認!サイト乗っ取りの具体的な兆候

それでは、具体的にどのような兆候があれば、サイト乗っ取りを疑うべきでしょうか。以下の項目に当てはまるものがないか、定期的にチェックしましょう。

  • 身に覚えのないコンテンツや広告の表示:サイト内に見慣れないページが追加されたり、意図しない広告が表示されたりする場合、改ざんの可能性が高いです。
  • 検索エンジンの検索結果の異変:サイト名で検索した際に、不審なタイトルや説明文が表示される、あるいは検索結果から除外されている場合は注意が必要です。
  • ログイン情報の変更やログインできない:管理画面にログインできなくなった、または身に覚えのないユーザーが追加されている場合は、アカウントが乗っ取られた可能性があります。
  • サイトの表示速度が異常に遅い:サーバーに過剰な負荷がかかっている、または不正なスクリプトが動作している可能性があります。
  • 不審なメールの送信:サイトのメールフォームからスパムメールが大量に送信されている、またはサイトのドメインを使った不審なメールが送られている場合、サイトが悪用されている恐れがあります。
  • ファイルやデータベースの異変:FTPやファイルマネージャーでサーバーを確認した際、見慣れないファイルやディレクトリが作成されている、あるいはデータベースに不審なデータが追加されている。
  • Google Search Consoleからの警告:Googleから「サイトがハッキングされた可能性があります」といった警告が届いた場合は、速やかに対応が必要です。

乗っ取り被害を未然に防ぐ!WordPressサイトの恒久的なセキュリティ対策

兆候に気づくことも重要ですが、そもそも乗っ取りの被害に遭わないための恒久的な対策を講じることが最も大切です。以下の対策を徹底しましょう。

  • 強力なパスワードと二段階認証の設定:ユーザー名「admin」は避け、複雑なパスワードを設定し、可能であれば二段階認証(2FA)を導入しましょう。
  • WordPress本体・プラグイン・テーマの定期的な更新:常に最新の状態に保つことで、既知の脆弱性を解消します。
  • 信頼できるセキュリティプラグインの導入:Wordfence SecurityやSiteGuard WP Pluginなど、信頼性の高いセキュリティプラグインを導入し、不正ログイン対策やファイル改ざん検知機能を活用しましょう。
  • 定期的なバックアップの取得:万が一の事態に備え、サイト全体のバックアップを定期的に取得し、安全な場所に保管してください。
  • 不要なプラグインやテーマの削除:使用していないプラグインやテーマは、脆弱性の温床となる可能性があるため、削除しましょう。
  • WAF(Web Application Firewall)の導入:サーバーレベルで不正なアクセスや攻撃をブロックするWAFの導入も有効です。
  • ファイルパーミッションの適切な設定:サーバーのファイルやディレクトリのパーミッションを適切に設定し、不要な書き込み権限を与えないようにしましょう。

WordPressサイトのセキュリティは継続的な取り組みが重要

WordPressサイトの乗っ取りは、企業にとって大きなリスクです。しかし、ご紹介したような「兆候」にいち早く気づき、適切な「対策」を継続的に行うことで、そのリスクを大幅に低減できます。Webサイトのセキュリティは一度設定すれば終わりではなく、常に最新の脅威に対応していく継続的な取り組みが求められます。

もし、ご自身のサイトに不審な兆候が見られる、あるいはセキュリティ対策に不安がある場合は、専門家への相談もご検討ください。大切なWeb資産を守るために、今できることから始めていきましょう。

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