2026年4月、IPAから「SECURITY ACTION」に関するメールが届いた方が多いのではないでしょうか。読んでみたものの、「結局、自分は何をすればいいの?」と感じた経営者の方も多いはずです。
このメールの要点を、できるだけかんたんな言葉でまとめました。
そもそもSECURITY ACTIONとは?
SECURITY ACTIONとは、「うちの会社はセキュリティ対策に取り組んでいます」と自分で宣言する制度です。IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が運営しています。
「一つ星」と「二つ星」の2段階があり、宣言するとロゴマークをもらえます。名刺やホームページに載せている会社も多いです。
IT導入補助金(今年度から「デジタル化・AI導入補助金」に名前が変わりました)の申請に必要なため、取得された方も多いのではないでしょうか。
今回のメールで何が変わったのか
大きく2つの変更がありました。
1. 新しい管理画面ができた(2026年4月1日から)
これまでのメールでのやりとりに代わり、ネット上で手続きができる管理画面(SECURITY ACTION管理システム)が公開されました。登録情報の変更や、星のランクアップなどがこの画面からできるようになります。
2. セキュリティ対策の手引きが新しくなった(2026年3月27日)
「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」が改訂されました。SECURITY ACTIONで取り組む内容もこの改訂に合わせて見直されています。
対応が必要かどうかの判断基準
ほとんどの方は、今すぐ何かする必要はありません。
今お使いの宣言番号(ID)もロゴマークも、そのまま使えます。ただし、以下に当てはまる場合は手続きが必要です。
手続きが必要な場合
- 一つ星から二つ星に上げたいとき
- 登録した会社名や住所を変更したいとき
- 宣言番号やロゴマークのパスワードを忘れたとき
- 補助金の申請をしたいとき(下記を参照)
補助金を申請する方は要注意(期限あり)
「デジタル化・AI導入補助金」(旧:IT導入補助金)を申請する場合、時期によって対応が変わります。
第1次(2026年5月12日まで)
今の宣言番号でそのまま申請できます。特に手続きは不要です。
第2次(2026年5月12日よりあと)
今の宣言番号では申請できなくなります。新しい管理画面から、あらためて宣言の手続きが必要です。
補助金を使う予定がある方は、5月12日より前に余裕を持って準備しておくことをおすすめします。
3分でわかる対応チェック
- 補助金を申請する予定はある? → なければ今は何もしなくてOK
- 補助金の申請時期は? → 5月12日までなら今のIDでOK、それより後なら新しい画面で再登録が必要
- 星のランクアップや登録変更の予定は? → あれば新しい管理画面から手続き
「宣言しただけ」で終わっていませんか?
SECURITY ACTIONは「うちは対策しています」と宣言する制度ですが、宣言すること自体はあくまで出発点です。
実際に弊社へご相談いただくなかで多いのが、「宣言はしたけれど、具体的に何をすればいいかわからないまま放置していた」というケースです。宣言だけして中身が伴っていないと、いざ取引先やお客様から「どんな対策をしていますか?」と聞かれたときに答えられません。最近は大手企業が取引先にセキュリティ対策の確認を求めるケースも増えており、「何もしていない」では仕事を失うおそれもあります。
「何から手をつければいいかわからない」という方こそ、まずは今の状態を知ることが最初の一歩です。お気軽にご相談ください。

