【2026年版】WordPressが狙われる理由と対策:初心者でもできる防御の基本

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WordPressサイトのセキュリティ、本当に大丈夫ですか?

企業でWordPressサイトを運用されているWeb担当者様の中には、「何から手をつければ良いか分からない」「情報漏えい・改ざんが怖い」といった不安を抱えている方も多いはずです。WordPressは世界中で使われている便利なCMSですが、利用者が多い=攻撃者から狙われやすい、という面もあります。

特に、初期設定の段階で対策が弱いまま公開してしまうと、あとから大きなトラブルに発展するケースもあります。この記事では、「まず最低限ここだけは」という初期設定から、運用で差が出る継続対策までを、初心者の方にも分かるように整理して解説します。あわせて、緊急時に備える復旧の考え方も紹介します

なぜWordPressサイトは狙われやすいのか?主な原因

セキュリティ対策は「何をすれば安心か」よりも先に、狙われる理由を押さえると全体像がつかみやすくなります。

1)デフォルト設定のまま公開してしまう

WordPressは導入が簡単な反面、初期状態のままだと攻撃者に読まれやすい設定が残りがちです。例えば「推測しやすいユーザー名」「弱いパスワード」「ログインURLが分かりやすい」などは、不正ログインの足がかりになります。

2)プラグイン・テーマの脆弱性が入口になりやすい

WordPressの強みであるプラグインやテーマは、便利な一方で、更新停止・脆弱性放置があるとそこが侵入経路になります。「有効化していないから安全」ではなく、インストールされているだけで狙われるケースもあるため注意が必要です。

3)運用のうっかりが積み重なる

アップデートを後回しにする、パスワードを使い回す、不審メールの添付やログインURLを踏んでしまう――このような運用面の穴が、結果的に被害につながります。技術だけではなく、運用ルールの整備もセキュリティの一部です。

今すぐできる!WordPressセキュリティ強化の初期設定

ここからは「最初にやるべき順」でまとめます。時間がない場合は、太字の項目からでもOKです。

管理者ユーザー名を見直す

「admin」など推測されやすいユーザー名は避けましょう。攻撃者はまず定番のユーザー名でログインを試すため、これだけでも不正ログインの成功率を下げられます。

強固なパスワード+パスワード管理

管理者だけでなく全ユーザーで、大文字・小文字・数字・記号を混ぜた長いパスワードを設定してください。可能なら、パスワード管理ツール(例:1Password / Bitwardenなど)で運用を統一すると事故が減ります。

WordPress本体・プラグイン・テーマを常に最新に

WordPressやプラグインのアップデートには、脆弱性修正が含まれます。更新を止めるほど、既知の脆弱性を突かれるリスクが上がります。更新前にバックアップを取る運用をセットにすると安心です。

不要なプラグイン・テーマは削除する

使っていないプラグインやテーマは、セキュリティ面では置きっぱなしの鍵になりがちです。無効化ではなく削除まで行いましょう。

さらに強固に!運用で差が出る長期的なセキュリティ対策

初期設定を固めたら、次は「継続して守る」段階です。企業サイトなら、ここからが本番になります。

2段階認証(多要素認証)を導入する

不正ログイン対策で最も効果が高い部類が多要素認証です。パスワードが漏れても、追加認証がないとログインできない状態にできます。導入手順も含めて社内ルール化するのがおすすめです。

セキュリティプラグインを活用する

Wordfence SecurityやSiteGuard WP Pluginなどを使うと、ログイン試行ブロック、改ざん検知、脆弱性チェックなどを一括で強化できます。特に企業サイトでは、通知設定(アラート)まで含めて運用できると、初動が速くなります。

データベースプレフィックス変更は「新規サイト向け」

テーブル接頭辞(例:wp_)の変更は、昔は定番の対策でしたが、既存サイトではリスクもあります。新規構築時に実施するのが安全で、既存サイトは他の対策(2FA・WAF・アップデート・権限管理)を優先するのが現実的です。

定期バックアップで復旧できる状態を作る

どれだけ対策しても「ゼロリスク」にはなりません。だからこそ、復旧できることが企業サイトの生命線です。ファイル+DBのバックアップを、自動・世代管理・別保存先で運用しましょう。

WAF(Web Application Firewall)を検討する

WAFはWeb攻撃を入口で弾く仕組みで、WordPressの脆弱性を突いた攻撃にも有効です。レンタルサーバー標準のWAFや、CDN型(Cloudflare等)など選択肢があります。まずはサーバー側の設定状況を確認し、必要なら導入を検討しましょう。

運用チェックリスト

社内で共有するなら、以下のチェックリストが便利です(コピペして運用ルールに落とし込めます)。

  • 管理者ユーザー名が推測されにくい(adminを使っていない)
  • 全ユーザーが強固なパスワード、使い回しなし
  • 2段階認証(多要素認証)を必須化している
  • 本体・プラグイン・テーマの更新を止めていない
  • 未使用プラグイン・テーマを削除している
  • バックアップが自動で動いており、復旧手順も確認済み
  • WAFやログ監視、通知(アラート)設定が有効

まとめ:WordPressセキュリティは「初期設定+継続運用」で決まる

WordPressのセキュリティは、最初の設定で狙われにくい状態を作り、その後もアップデート・権限管理・バックアップで“守り続ける”ことが重要です。特に企業サイトは、攻撃を防ぐだけでなく、万一でも早く復旧できる体制が信頼につながります。

「自社だけでは不安」「何から優先すべきか整理したい」という場合は、現状診断から始めるのが近道です。

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