Web集客の手段の決め方手段について。先ほどお知らせした、「5つの販売促進手段」と「5つのWeb集客手段」の中から手段を決めるのですが、決めるための判断材料をお伝えします。一つの視点で決めるのではなく出来る限り多くの判断材料を用意し、総合的な判断をする事をオススメします。もちろん、目標を達成するための手段である事を忘れないで下さい。
Web集客の手段は複数選んでおく事をお勧めします。一つに絞る事は効率が良いですが、その手段がダメになった場合のリスクを考えて、別の手段を平行して進めるといいでしょう。また、Webで集客を行い、展示会や講習会に来てもらった人にフェイスブックに参加してもらい囲い込みを行うなど、Webとリアルを連携させるやり方もあります。このように様々な組み合わせが考えられます。
目次
Web集客の手段の決め方1:投資対効果から考える
多くの経営者が使う決め方です。投資対効果(ROIとも言います)とは、投資した資本に対して得られる利益の割合のことです。つまり、販促や集客で考えると、「いくら投資したらいくらのリターン(儲け)があるのか」という考え方です。Web広告を例に説明します。10万円のWeb広告を出稿したら、5万円の商品が必ず3ヶ売れるとすると、投資が10万円でリターンが15万円、つまり利益が5万円という事になります。(もちろん、インターネット広告や販売のための人件費などのコストもかかるので単純ではないですが)
Web集客の手段の決め方2:ターゲットに合わせる
先ほど決めたターゲットが日頃使っているメディアやサービス、行動から考えます。例えば、サラリーマンなら通勤で電車を使うでしょうし、主婦ならば近所のスーパーに行くなど、ターゲットの接点をより増やすにはどうすればよいかを考える事です。
Web集客の手段の決め方3:自社の得意分野や自信のある分野から考える
この決め方は安易かもしれませんが、効率から考えると有効的な場合が多いです。知識や経験のない事に時間やお金を使うのは非効率です。営業が得意であれば営業、Webが得意であればWebを使うという考え方です。自分だけではなく、家族やスタッフにも目を向けましょう。例えば、スタッフで絵が上手い人がいるとか、スタッフの親が町会長をしていて、地元の人にチラシを沢山配れる環境があるかもしれません。
Web集客の手段の決め方4:差別化戦略
中小企業は資金も人材も経験も少ない場合が多く、芸能人を使ったCMや沢山の優秀なスタッフを雇う事はできませんので、とても大手企業にはかないません。中小企業は、大手企業や他社との差異を図り優位に立つかを検討し、あえて競争を避けるという戦略がよく用いられます。そのためには、自社と他社の強みと弱み、他社の行っている事を知る事です。(ポジショニングといいます)
例えば、カフェを開いたら、10軒隣に新しいカフェができてしまったという事もよくあります。そのカフェの強みと弱みを知り、そのカフェとの差別を考えてそこを自社の売りにするというやり方です。そのカフェより駅に近かったら「駅から近いカフェ」、コーヒー単価が安かったら「街で一番コーヒーが安いカフェ」など、差異を明確に打ち出す事で競争を避ける事ができます。
それにより販促手段も変わります。価格で勝負するなら割引クーポンが考えられます。また、価格を下げた場合はその分顧客数を増やさないとならないので、より多くのターゲットにアクセスできるようなマス広告やWeb広告が有効です。
Web集客の手段の決め方5:第3者のアドバイスを参考にする
第3者のアドバイスは客観的な意見がもらえますので有効です。特に思考が行き詰った場合は積極的に第3者にアドバイスしてもらう事で解決する事が多いです。マーケティングや経営の専門家に聞くのも良いですし、起業経験者に聞くのも良いと思います。肝心なのは、言われたままの事を行うのではなく、あくまでも判断材料の一つとして参考にする事です。