「ブログを始めてみたが集客につながらない」
「ブログに何を書いてよいかわからない」
とお悩みの方は、「ブログを読んでほしい人」つまりターゲットのイメージが明確になっているでしょうか。ターゲットを絞ることで、そのターゲットを惹きつけるブログ記事の内容も見えてきます。
1.なぜターゲットを絞るのか
ブログのターゲットを絞ると、そのターゲットに向けて書くべき記事内容も明確になります。
企業のブログで「ブログを読んでほしい人」とはつまり「商品を購入してくれそうな人(見込み客)」になります。「ブログで集客する」とはつまり、ブログを通して「見込み客を顧客にする」ことです。
(1)ターゲットの興味を惹く、有益な記事を提供する
(2)ターゲットに記事を見つけてもらう
(3)継続して有益な記事を提供し続け、ターゲットとの信頼関係を築く
(4)資料請求や商品購入につなげる
というのが基本的な流れです。
情報が氾濫するインターネット上で、適切なターゲットを惹きつける記事を提供するには、まずターゲット像を明確にする必要があります。「ブログを読んでほしい人」のイメージがあいまいですと、ブログ記事の内容も焦点が定まらずぼんやりしてしまい、読者を惹きつけることはできません。また、ブログの読者が「商品を購入してくれそうな人」でなければ、いくら読者が増えても購入につながりません。
2.ターゲットをどうやって絞るのか
リサーチと想像力の両方を駆使してターゲットのイメージを作っていきます。ターゲットの基本的属性はもちろん、ターゲットが抱えているであろう「課題」を絞ることで、書くべき記事が明確になります。
ターゲットのイメージは、一から想像するよりもインターネット上の情報を基にするとイメージしやすいと思います。
・検索キーワード、悩み相談サイト
・目指す内容のブログやメルマガなど
これらの情報から「ブログを読んでほしい人」のイメージを作っていきます。ほかにも、身近で困っている人や自分自身を基にイメージしてみるのもよいと思います。
イメージができたらターゲットの情報をより詳細に絞っていきます。性別・年齢・家族構成など基本的な属性のほか、大事なのはそのターゲットが抱えているであろう「課題」を明確にイメージすることです。ブログを読む、検索するという行動をとる人は、疑問、悩み、不満、願望など何か解決したい課題を抱えていることがほとんどです。その「課題」を明確にイメージし、それを解決するような記事を提供することでターゲットを惹きつけることができるのです。
3.ターゲットは「たった一人の個人」レベルまで絞りましょう
不特定多数に向けた記事よりも、「たった1人の個人」に向けて書いた記事はその分内容が濃く、強いメッセージをもった記事になり、読者を惹きつけることができます。できるだけ多くの人にブログを読んでほしいのに、そこまで絞るのは抵抗がある方もいるでしょう。しかし、あいまいなターゲットに向けたあいまいな内容の記事では、結果的に一人も惹きつけることはできません。逆に、たった一人の個人に向けて書いた内容の濃い記事は、結果的にターゲット以外の人も惹きつける可能性があります。
ブログを書く時は、ブログを読んでほしい「たった一人の個人」が「これは役に立つ」「これこそ私が知りたかった」と思ってくれるような内容を意識しましょう。