Webデザイン現場で行う業務やスキルを紹介します。実際の制作会社の具体事例も含めて簡潔にまとめました。意外と知られていない業務もありますので最後までチェックしてみてくださいね!
目次
1.ブランディング・デザイン
企業のイメージや価値観を伝えてユーザーに印象づけるための、外観とレイアウトをデザインを行います。カラースキーム、フォント、グラフィック要素などのデザイン要素を決定します。一般的にイメージするWebデザイナーの業務です。
2.ユーザーエクスペリエンス(UX)デザイン
ユーザーがWebサイトをスムーズに操作できるように、ナビゲーション、メニュー、ボタンなどの要素のデザインを設計します。ユーザーエクスペリエンスを向上させるために実際のユーザーでテストを行うこともあります。
3.グラフィック・デザイン
ロゴ、アイコン、バナー、画像スライダーなどのイメージの制作、素材の選定や編集を行います。ロゴやアイコンは専門職の場合があり、外注や素材での購入になる事があります。
4.コンテンツ編集・管理
Webサイトに掲載するテキストや画像、ビデオなどのコンテンツの管理とページング、配置を行います。ユーザーに情報を提供をするだけではなく、ユーザーが分かりやすいサイトマッピングや成約を向上させるための配置を設計します。
5.モバイルフレンドリー・デザイン
Webサイトがモバイルデバイスで適切に表示されるように、レスポンシブデザインの設計を行います。PCで設計をしますが、スマホやタブレットなどの実機で確認をしながら設計を行います。
6.ブラウザ互換デザイン
主要なウェブブラウザ(Chrome、Firefox、Safari、Edgeなど)で正しく表示されるようにデザインを調整します。微妙に表示ルールが違う場合があることや、バージョンによって表示が変わる場合があるので細心のチェックが必要になります。
7.セキュリティ・デザイン
Webサイトやアプリケーションのセキュリティを考慮した上での設計や実装を行います。具体的には、導入するプログラムの脆弱性の確認や、サーバーのWAF設定、プラグインによるファイアウォール設定を行います。
8.保守フレンドリー・デザイン
Webサイトを長く安全に運用し続ける際に、効率的で負担の少ない方法で保守・管理できるデザインを行います。クライアントのニーズを把握し、コンテンツ管理やプログラムの更新などの定義を行います。作業マニュアルの作成も含まれます。
9.アクセス解析・調査
Webアクセスログを分析してWebサイトのパフォーマンスやユーザー行動を理解します。代表的なのが、Gooogle Analyticsやヒートマップなどのログです。ネット広告の表示結果の分析を行うこともあります。
10.Webテスト/社内校正
Webサイトやアプリケーションの品質を評価し、バグを見つけて修正をします。ユーザー体験のテスト、クロスブラウザテスト、パフォーマンステストなどがあり、多岐にわたるチェック必要です。
11.技術追従/研究開発
Webデザインのトレンドや新しいテクノロジーを学び、それをプロジェクトに適用することが求められます。Webデザインや周辺のIT技術は日々変化しています。業務では試験的に実装・テストを行いながらプロジェクトを進める場合が多いです。
12.クライアントとのコミュニケーション
クライアントの要件やフィードバックに応じてデザインを調整し、プロジェクト進捗状況を共有します。企画、ワイヤー、ラフデザイン、カンプ、テスト環境コーディング、本番実装といった各プロセスでクライアントとコミュニケーションを行います。
13.プロジェクト・マネジメント
Webサイトの設計/開発やデザインプロジェクトを計画し、スケジュールと予算を管理します。大きなプロジェクトになると専門職になりますが、一般的にはWebディレクターやWebデザイナーが行う場合もあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。案件の規模や制作会社によって業務範囲は違いますので全て深く知るには時間がかかりますが、より良いデザインを作るためにはこれらのスキルが必要になります。習得には時間がかかると思いますので、小さなことからでいいので一つ一つ意識してデザインをしてみましょう!