インターネットの世界では「ハッカー」という言葉をよく耳にしますが、実はハッカーには2種類いることをご存知でしょうか?一方は悪意を持ってシステムを攻撃し、データを盗んだり破壊したりする「ブラックハッカー」、そしてもう一方はその逆で、セキュリティを守るために働く「ホワイトハッカー」です。今回は、このホワイトハッカーについて、その役割や仕事についてご紹介します。
ハッカーは2種類いる
一般的に「ハッカー」と聞くと、システムに不正アクセスして悪さをするイメージが強いかもしれません。しかし、ハッカーには良い目的で活動する人々も存在します。これがホワイトハッカーです。ホワイトハッカーはシステムやネットワークの脆弱性を探し出し、それを修正することで、サイバー攻撃から私たちのデータやシステムを守る仕事をしています。
ホワイトハッカーとは
ホワイトハッカーとは、企業や組織に依頼されてセキュリティテストを行い、システムの脆弱性を発見し、それを修正する専門家のことです。ブラックハッカーが悪用する前に問題を見つけ出し、セキュリティを強化するための対策を講じます。万が一ハッキングの被害を受けたら迅速に復旧を行い、顧客の大切なデータや資産を守るのも仕事です。ホワイトハッカーの仕事は、まさにサイバーセキュリティの最前線で活動する「ITの守護者」といえるでしょう。
ワードプレスのハッキング復旧
ワードプレスは、世界中で広く使われているコンテンツ管理システム(CMS)ですが、その人気ゆえにハッキングの標的になることもしばしば。ワードプレスにおけるホワイトハッカーは、ハッキング被害に遭ったワードプレスサイトの復旧作業も担当します。攻撃の痕跡を解析し、感染したファイルを修復し、再発防止のためのセキュリティ強化を行います。
町医者が流行感染症を直すように
弊社は元々町医者のようなちょっとした修理(治療)やマーケティングのサポートを行ってきました。ワードプレスの拡大とともにハッキングの依頼が増え、昨今では毎日のようにハッキング被害の問合せを受けています。町医者が流行の感染症を治療しているイメージです。
保守契約サービスでは、お客様のサイトを預かり感染症が広がる前に症状を特定し、適切な治療を施すことで、さらなる被害を防ぐ役割を担わせていただいています。
心がけていること
ホワイトハッカーが常に心がけていることは、「迅速な対応」と「徹底的な予防」です。ハッキング被害は時間との戦いであり、迅速に対応することで被害を最小限に抑えることが求められます。そのためには、常に最新のセキュリティ知識をアップデートし、システムの脆弱性を予測して対策を講じることが重要です。さらに、お客様との信頼関係を築き、安心してセキュリティを任せてもらえるよう、丁寧なコミュニケーションを心がけています。
サイバーセキュリティの守護者としての誇りと責任感を持ちながら、人々のデータやプライバシーを守る大切な役割を担い、今後も、私たちのインターネット生活がより安全で安心なものになることを願っています。