2024年12月4日、Instagramの提供元であるMeta社が「Instagram Basic Display API」という機能を終了しました。
この変更により、以前はInstagramのフィード(投稿)を自分のウェブサイトに埋め込んで表示できていたものが、表示できなくなる問題が発生しました。
この記事では、フィードが表示(更新)できなくなった理由と、再設定の方法を解説します!
目次
どうしてフィードが表示できなくなったの?
以前、Instagramのフィードを表示するためには「Instagram Basic Display API」という仕組みを使っていましたが、Meta社がこれを2024年12月4日をもって終了したため、これまで通りにフィードが表示されなくなりました。
たとえば、「Smash Balloon Social Photo Feed」というプラグインを使っている場合、今までの方法ではInstagramのフィードを表示できません。
しかし、もしFacebookとの連携やInstagramのプロアカウントを使っている場合は、問題なく表示できます。
これは、Instagramの「Basic Display API」の代わりに、Instagramの「新しいAPI(Instagram Graph API)」や「Facebook Graph API」を使用するためです。
これらのAPIは、Instagramプロアカウントに対応しており、従来のAPIとは異なる接続方法でフィードを表示できるため、今回の変更による影響を受けません。
API一覧表
Instagram Basic Display API | 2024年12月4日で廃止され、フィード表示不可 | 旧API、個人アカウントで利用されていた |
Instagram Graph API (Proアカウント用) | プロアカウントで利用可能、フィード表示可 | Instagramプロアカウントでフィード表示可能 |
Facebook Graph API | InstagramとFacebookを連携し、フィード表示可 | FacebookとInstagramの連携が必要 |
この記事では、「Smash Balloon Social Photo Feed」を例に、Instagramフィードを再表示する方法を解説します。
Instagramフィードを再表示する方法
フィードを再表示するためには、「Instagram API」と呼ばれる新しい仕組みに切り替える必要があります。
ただし、この新しい仕組みを使うには、Instagramの「プロアカウント」を作成する必要があります。
プロアカウントの作成方法は、Instagramの設定画面から簡単に行えます。
Instagramのプロアカウントに切り替える方法
Instagramアプリを開いてプロフィール画面へ移動
まず、スマートフォンでInstagramアプリを開いて、右下にあるプロフィールアイコンをタップします。
メニューからアカウントの種類とツールを選択
プロフィール画面に移動したら、右上にある3本線のメニューアイコンをタップし、次にプロフェッショナル向け > 「アカウントの種類とツール」を選びます。

アカウントの変更
「プロアカウントに切り替える」を選択 > 次へをタップします。
当てはまるカテゴリを選択します。

ビジネスまたはクリエイターを選択
プロアカウントには2種類のタイプがあります:
- ビジネス:企業や店舗などの活動をするために最適
- クリエイター:インフルエンサーやアーティスト向け
自分の目的に合わせて、どちらかを選びます。

Facebookページと連携(ビジネスアカウントの場合)
ビジネスアカウントを選んだ場合、Facebookページと連携することが求められます。まだFacebookページを作成していない場合は、InstagramからFacebookページを作成することもできます。
必要情報を入力
連携が完了したら、アカウントに関する基本情報(ビジネス名や連絡先情報など)を入力します。この情報は、Instagramのプロフィールに表示されます。
設定完了
情報を入力し終わったら、「完了」をタップしてプロアカウントへの切り替えが完了です。
これで、Instagramのプロアカウントが作成されました。プロアカウントに切り替えると、投稿のインサイト(分析データ)や、Instagram APIの利用が可能になります。
Instagramプロアカウントに切り替える際の注意点
Instagramのプロアカウントは無料で作成できますが、いくつかの点で個人アカウントとは異なります。例えば、プロアカウントではアカウントを非公開にできないことや、Facebookページへの投稿が必要になることがあります。
Smash Balloon Social Photo Feedでの設定方法
プラグインの更新
まず、プラグインが最新バージョンか確認し、古いバージョンの場合は更新します。
これにより、Instagram APIを利用する設定ができるようになります。
※注意※
更新する前に、まずバックアップを取ることをお勧めします!
再接続の設定
次に、「Instagramのフィード設定画面」から「再接続」を選びます。
そこで、「Business Basic(Instagramを通じて接続)」という選択肢を選びます。
Instagramのプロアカウントを使っている場合は、これで接続が可能です。
詳しい設定方法は以下の記事で解説しています。
まとめ
Instagramのフィードが表示できなくなった場合は、Instagramプロアカウントを作成し、Instagram APIを利用する設定に切り替える必要があります。
自分のサイトがどの方法でInstagramのフィードを表示していたかを確認し、再設定を行いましょう!
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