ショルダーネームとは、一般的に店名の前に付けてどんなお店なのかわかりやすくするためのごく短い文章のことです。
ショルダーネームの役割と効果
ショルダーネームの役割として、従来提唱されてきたことは、どのようなお店かを表すことです。これにより、どのような店名であってもショルダーネームを付けることで、どのようなお店かが分かる様になります。
これに加えて、弊社では、他店との差別化を明確にすることを新たな役割として提唱しています。こちらは本のタイトルやホームページのタイトルなどショルダーネームに近い性質のものを調査したところ、差別化を図ることで顧客の検索利便性が増し、結果的に顧客に選ばれやすくなることに由来します。この2つの役割を果たす「差別化されたサービス内容」を含むわかりやすいショルダーネームを店名に付加することで、幅広い業種で新規顧客の獲得効果が向上します。
ショルダーネーム作りから始める新しいお店つくり
コンセプトワークからお店作りができるように、ショルダーネーム作成からもお店作りが可能です。概念的なコンセプトワークよりも、具体的なサービス等を使うショルダーネームで始める方がしっくりくる方も大勢いらっしゃいます。差別化のポイントが業種により異なるため、全業種共通で記載することは難しいのですが、飲食店向けにまとめた記事(ショルダーネームで始める店つくり)がありますので、是非ご一読ください。
ショルダーネーム作成のポイント
ショルダーネームは前述のように新規顧客に対して効果を発揮します。つまり、対象者はお店に興味を全く持っていない状態で同業他店と比較しようとしている方々です。ここに効果的なショルダーネームを作るヒントがあります。ショルダーネームの役割も踏まえて、以下の点をチェックしていきます。
- 一目で理解できる簡潔で短い文章であるか?
- お店のウリであるサービスが含まれているか?
- 出稿するメディアでの集客範囲で、差別化がされているか?
とくに最後の項目は、袖看板とインターネットで表現が変わりうることを注意してください。袖看板は生活圏内の方へのアピールですが、インターネットの場合はわざわざ検索してお店を目当てにやってくるお客様も対象となります。その場合、比較されうる同業他店の数が多くなりがちです。袖看板であれば生活圏内の他店の看板、インターネット向けでは都道府県単位の比較と独自性が求められる場合もあります。
参考にして頂けるブログの記事をまとめました。併せてご覧ください。
うまく作れないときの参考記事
・ショルダーネーム作成方法~実際の手順~
・ショルダーネームとコンセプトの違い
・ショルダーネームの言葉選び
・ショルダーネームに使えるコピー作成術
集客ツールとして有用性
・お店はどのように選ばれるのか?
・Web集客でもっとも効果的なものは何?
一目で意味が分かることが大事
・ショルダーネームの適切な長さは?
・一目で意味が分かることが最優先
差別化が重要
・ショルダーネーム変更のタイミング
・ショルダーネーム~ネット用考察~
・まとめ・比較サイトの上手な使い方
・ショルダーネームの差別化に困ったとき
見込み客を店前や自店ページに招き寄せるまでが役割
・ショルダーネームの次にあるもの
・ショルダーネームの良し悪し
効果を検証すべし
リピート率アップのため合わせてお店の改革も実行するべし
こんなモノに考え方が似ている(へー、というだけの参考記事です)
・名前だけじゃわからない~拡張子の事例~
・本の題名とショルダーネーム
私たちの記事だけでは客観性に乏しいと感じる方には以下の日経レストラン様の記事もおすすめです。残念ながら廃刊が決定していますが、2016年9月現在、記事を読むことは可能です。私たちの記事と併せてご参考くださればと思います。
店名はどうやって付けたらいいの?(鈴木 裕美著 日経レストラン 2005年10月25日)
ショルダーネームがしっかりしていれば、お店のウリが見えてきます。お店のウリが見えてくればリピーターへの施策につながります。このような流れで、ショルダーネームはお店を売れる店舗に変える原動力になります。是非ご活用いただければ幸いです。