弊社クライアント様から「SEO業者から短期間でランキングが上がるという売り込みがあった」との問い合わせを多く受けます。このような営業トークには慎重に対応する事をお勧めしています。特に「短期間で必ずランキングが上がる」などの言葉が使われている場合、注意が必要です。Googleは検索ランキングを操作する事を嫌います。場合によってはペナルティを受ける事もあります。ぜひ最後までお読みください。
目次
「短期」や「必ず上がる」という言葉は要注意!
SEO業者が「短期間でランキングが上がる」と約束する場合、背後にはリスクの高い手法が隠されていることが多いです。特に「必ず」という言葉は、信頼性を欠く可能性がありますのでこの言葉を言う業者は注意が必要です。
Googleは検索アルゴリズムを頻繁にアップデートしており、短期間での結果を追求する手法は、ペナルティを受けるリスクが伴います。ペナルティを受けると、サイトのランキングが急激に下がるだけでなく、最悪の場合、検索結果から完全に除外されることもありますので覚えておくといいでしょう。
よくある3大クレーム
私たちが耳にするクレームの中でも、特に多いのが以下の3つです:
- 連絡がつかなくなる: 契約後、結果が出ないと連絡が途絶えるケースが多いです。
- 約束が違う: 初めに約束された結果が得られない場合がほとんどです。
- 結果が持続しない: 一時的にランキングが上がったとしても、すぐに元に戻ることが多いです。
SEOはドーピング 仲良く捕まるか、利かなくなるかのどちらか
SEOを「ドーピング」に例えることができます。短期間で劇的な効果を狙う手法は、まさにドーピングのようなもので、一時的に結果が出ても、その後に大きな代償を払うことになります。Googleのアルゴリズムがアップデートされるたびに、不正な手法を使用しているサイトは「捕まる(=BANされる)」か、技術的に無効にされて効果が薄れていくのが現実です。つまり、短期的な成功を追い求めることは、長期的なリスクを抱えることになるのです。
ランキングが上がる=問合せや成約数が増えるわけではない
SEO業者が「特定のキーワードでランキングが上がる」と言っても、それが必ずしもビジネスに直結するわけではありません。たとえば、ランクが上がったとしても、そのキーワードでの検索が少なければ、問合せ数や成約数の増加にはつながりません。また、ランキングが上がることは目的の一つであり、ホームページ全体やビジネス自体の質や魅力が問われます。
成約を上げるにはデザインやコンテンツの質が重要
サイトのデザインやコンテンツの質が訪問者を惹きつけ、成約に結びつける鍵となります。デザインはユーザーがサイトを使いやすくするために重要であり、コンテンツは訪問者に価値ある情報を提供するものです。これらが整っていないと、いくらSEOでランキングが上がったとしても、実際のビジネス成果には結びつきません。
コンテンツの質が重要
SEO対策で重要なのは、コンテンツの質です。単にキーワードを詰め込むのではなく、ユーザーにとって価値のある情報を提供することが求められます。また、ホームページのストーリー性、表示速度、スマホ対応、CTA(Call to Action)の最適化なども非常に重要です。
ブラックハットとホワイトハット
SEOには「ブラックハット」と「ホワイトハット」の2つのアプローチがあります。ブラックハットSEOは、不正な手法を用いて短期間での結果を狙うもので、Googleのガイドラインに違反し、ペナルティを受けるリスクが非常に高いです。一方、ホワイトハットSEOは、正当な手法で長期的な成果を目指すアプローチであり、Googleのガイドラインに従いながら、信頼性の高いサイト運営を行います。
Googleは不正操作に対して厳しい立場を取っている
Googleは長年にわたり、検索ランキングの不正操作に対して厳しい姿勢を保っています。Googleの公式ガイドラインによれば、不正な手法でランキングを操作することは、検索エンジンの信頼性を損ねる行為とされています。Googleは定期的にアルゴリズムをアップデートしており、不正な手法が見つかった場合、サイトが検索結果から完全に排除される可能性もあります。
Google公式ガイドラインが示すこと
Googleの公式ガイドラインでは、ランキング操作を目的とした行為はスパム行為として認識され、厳しい罰則が科せられると明示されています。これは、Googleが常に検索ユーザーに対して最適な結果を提供するために、サイトの信頼性を重要視しているためです。サイトの信頼性は様々な角度での情報源を参考にしています。偏った操作やバランスの悪い操作だとすぐに見抜かれます。また、それほど高い技術を持ち合わせた業者は数少ないと思います。
ホームページやSNSを一緒に育てる気持ちがあるか
最終的に、SEO対策において最も重要なのは、クライアントと業者が一緒にホームページやSNSを育てる意識を持っているかどうかです。SEOは一夜にして結果が出るものではなく、コツコツとした取り組みが求められます。PDCAを回し、持続的な努力と改善を続けることで初めて長期的な成果を得ることができます。コンテンツ以外にも、口コミ、SNS活用、広告、キャンペーンなど幅広いマーケティングを行い、自分たちの強みを探して他者との差別化を図る事が重要な課題であると考えています。
まとめ
「SEO対策でランキングがあがります!」という売り込みには注意が必要です。短期的な成果を約束する業者には、リスクが伴います。ビジネスの成長を目指すのであれば、長期的な視点で、信頼できるパートナーと共にコツコツとホームページやSNSを育てることが大切です。成功への道は一足飛びには進めませんが、堅実な努力が最終的に大きな成果を生みます。