WordPressを使っていると、「サイトヘルス」という言葉を目にすることがあるかと思います。この「サイトヘルス」とは、あなたのWordPressサイトの健全性をチェックするための機能です。
今回は、このサイトヘルスの基本的な役割や、初心者でもおさえておきたいチェックポイントについて解説します。
サイトヘルスとは?
サイトヘルスは、WordPressが提供するサイトの健康状態を確認できる機能です。この機能を使うことで、サイトのパフォーマンスやセキュリティに関する問題を早期に発見し、迅速に対策を講じることができます。
インターネットの世界では、ハッキングが急増しています。悪意を持つ者たちは、サイトの脆弱性を見つけ、その弱点を狙って攻撃を仕掛けます。あなたのWordPressサイトも例外ではありません。サイトヘルスのチェックを怠ると、知らないうちにセキュリティホールができ、そこを狙われる可能性が高まります。
ここだけを見ればいい!初心者向けチェックポイント
サイトヘルスには多くの項目がありますが、初心者の方が特に注意すべきチェックポイントを以下にまとめました。
- WordPress本体のバージョン: 最新バージョンを使用しているか確認しましょう。古いバージョンを放置しておくと、脆弱性が狙われるリスクが高まります。更新はワードプレスのダッシュボードからボタン一つで行えます。
- PHPのバージョン: サイトのパフォーマンスやセキュリティに大きな影響を与えるため、PHPのバージョンも最新であることが望ましいです。バージョンが古いままだと、サイトが正常に機能しなくなることもあります。PHPのバージョンはサーバー側で切り替える事ができます。
- プラグインとテーマの更新: プラグインやテーマが最新の状態になっているか確認しましょう。更新を怠ると、ハッキングの標的になる可能性が高まります。こちらもダッシュボードからボタン一つで行えます。
- サイトのキャッシュ: キャッシュの設定が適切でないと、サイトの表示速度が遅くなるだけでなく、セキュリティリスクも増大します。キャッシュの制御は現時点ワードプレスには備わっていない為、プラグインやサーバー側での設定が必要です。
- セキュリティ関連の設定: 基本的なセキュリティ設定が整っているか確認し、常に最新の状態に保つことが重要です。
70点位は分かるが、総合判断が必要
サイトヘルスのチェックポイントを抑えることで、ある程度の健全性を維持することができますが、すべての項目に対応できたからといって安心は禁物です。脆弱性が一つでも残っていると、そこを狙われて攻撃を受けるリスクが高まります。70点程度の健全性を保つことは可能ですが、サイトの状況に応じた総合判断が必要です。
作業対応するにはリスクがともなう
サイトヘルスの指摘に従って修正を行う際には、リスクが伴うこともあります。特に、PHPのバージョンアップやプラグインの更新などは、サイトが正常に動作しなくなる可能性があるため、バックアップを取った上で慎重に対応することをお勧めします。
まとめ
WordPressのサイトヘルス機能を活用することで、サイトの健全性を維持し、ハッキングのリスクを未然に防ぐことができます。インターネット上では、常に脆弱性を狙う攻撃者が存在します。サイトヘルスのチェックを習慣にし、バージョンアップを怠らず、あなたのサイトを安全な状態に保ちましょう。総合的な判断と迅速な対応が、セキュアで安定したサイト運営の鍵となります。