Webデザインが得意な人でも、「コーディングはちょっと苦手」という声をよく耳にします。しかし、デザインとコーディングは切り離せない存在。レスポンシブデザインやボタン、メニューなどの要素を作成する際、コーディングの理解がなければ、実務では難しい場面が多々あります。今回は、コーディングに対する苦手意識を克服するためのステップをお伝えします。
論理思考と課題解決がカギ
「コーディングが苦手」という人の多くは、論理思考や課題解決が苦手な場合が多いようです。しかし、コーディングは論理的思考が基本。むしろ、コーディング自体が論理的思考の延長線上にあります。
HTMLやCSSで複雑な理論を理解する必要はありません。「電車が遅れているから、別の電車を使おう。だから時刻表を見る必要がある」といったシンプルな因果関係を組み立てる論理があれば十分。まずは、コーディングの根本にあるシンプルなロジックを楽しみながら進めましょう。
英語の意味を理解する
コーディングに使われるプログラム言語には、英単語が多く使われています。英語にアレルギーがある方でも安心してください。コーディングの中で使われる英語は、一般的な文法が使われているわけではなく、シンプルな単語がほとんど。p
やdiv
、width
、class
といった頻出単語を覚えておくことで、コードを読むハードルはぐっと下がります。
論理演算を知る
デジタルの世界は、1と0の二進数で構成されています。これは車のエンジンやブレーキの仕組みを知るように、Web制作にも根本的な原理を理解することが重要です。Webデザインや運営をするのであれば、論理演算の基本を押さえておくことで、プログラムの動きを理解しやすくなります。条件分岐やループの理解は、コーディングをシンプルにし、効率化するために役立ちます。
ソースのコピペから始めて、原理を理解していく
最初は、他人のコードをコピーして学ぶことも悪いことではありません。ただ、コピーしただけで終わるのではなく、そのコードの中で何が行われているかを理解することが大切です。何がどう動いているのかを知ることで、次のステップに進むための足掛かりになります。
経験を積むしかない
最も大切なのは、経験を積むことです。最初は小さなプロジェクトから始め、徐々に難易度を上げていきましょう。エラーに直面したときには、その解決プロセスから多くを学べます。エラー解決は成長の証であり、新たなスキルを得るチャンスです。
まとめ
Webデザインが好きであっても、コーディングが苦手と感じる方も多いかもしれません。しかし、コーディングは学べば学ぶほど理解が深まり、デザインとの連携も強くなります。コーディングの論理的思考を理解し、英単語や論理演算を押さえることで、次第に苦手意識がなくなっていくでしょう。焦らず、少しずつ進めていくことが重要です。挫折やエラーをポジティブに捉え、成長を楽しんでください。あなたの成長を応援しています!