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ターゲットを絞らないとどうなるのか

ターゲットを絞らないとどうなるのか。ターゲットを絞らないデメリットのお話をします。

 

「中小企業はターゲットや市場を絞る」というフレーズをよく聞きます。どの経営コンサルタントも言っているのでみなさんも耳にタコができているか、その言葉を聞いてもスルーする回路が頭の中にできているのではないかと思います。

 

ターゲットを絞ることが当たり前のように言われていながら実行に移せない企業が多いのも事実。ターゲットを絞ると対象顧客が減ってしまうと思い込んでいるからです。ターゲットを絞るメリットは理解できても、デメリットや痛みが感じられないとなかなか顧客が減るという不安を乗り越えられないのではないかと思います。

 

ターゲットを絞らないことによる最大のデメリットは広告費用の損失です。

 

リスティング広告やバナー広告などのWebマーケティングは、ユーザーセグメントを細かく分ける事ができるという特徴があります。地域・年齢・性別・時間・興味・利用端末などのセグメントに狙って(指定して)マーケティングを行う事が可能です。

 

GoogleもYahoo!も、Facebookもこうしたセグメンテーションができる事を最大の売りとしていて、広告の価格もそれを前提とした価格設定になっています。にもかかわらず、ターゲットが絞られていないと、無駄な広告費ばかり支払う事になります。例えば、広告が1回表示されたら100円という価格設定にも関わらず、ターゲットを指定していないだけで全く関係のない人に広告を出してしまい、損をする可能性が高くなります。

 

これは一例ですが、SEO対策もデザインもキャッチコピーなどのコンテンツ作りにおいても、ターゲットを設定しないと無駄な広告費(制作費)を支払う事になってしまいます。

 

大手企業はターゲットを定める事はあまりありません。なぜなら高い認知度と豊富な資金があるので、マーケティングの戦略が違います。

 

ターゲットを絞らないで成功するのは大手と一部の天才
もしくは、目をつむって振ったバットにたまたまボールがあたっただけ

 

弊社がWeb制作やWebマーケティングを行う場合も、契約の前にクライアント様の具体的なターゲットを聞きます。具体的なターゲットを聞いておかないとデザインやキャッチコピーなどが定まらないからです。これからWebデザイン制作を依頼する場合やマーケティングで悩んだら、まず「ターゲットを絞る」作業から入ってみてください。きっとマーケティングが良くなるはずです。

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数藤圭介
株式会社ネクストアクション代表取締役、WEBディレクター、ワードプレス運営アドバイザー、ビデオグラファー。趣味:小旅行、ギター、硬式テニス