「ここに住んでから初めてだよ!こんな寒さ!オーマイ!」
この冬、ニューオリンズは30年間住んでいる人も経験したことのない寒さです!
左側の写真は凍ってしまった噴水。フレンチマーケットそばにある、Dutch Alley Artist’s Co-op(アートギャラリー)前広場の噴水で、Instrument Menという名前で親しまれるランドマークの一つです。凍っていても楽しそうです。
初めてこの地を訪れたのは一昨年の9月でした。以来面白い人たちと出会い、知り合いが増え、通うようになってしまいました。今回が4度目の滞在ですが、冬のニューオリンズは私にとってはじめてで、寒さなんて、似合わないし、きっと冬なんて季節ないに違いない!と勝手に思っていました。。。
ニューオリンズが、凍ってる!
2018年、新年のニューオリンズ。氷点下4℃、柏の冬より寒いです。
ニューオリンズの気候は温帯~熱帯の中間位です。3月から11月の終わり頃まで25℃を超える日が続き、12月半ばからの一か月が一番寒く、1月半ばを過ぎるともう温かくなり、寒い期間は短く、最低でも6℃前後でそこまで寒くなりません。私がこの度初めて訪れた冬のニューオリンズ、それは観測史上初の寒いニューオリンズだったそうです。
音楽とアート、ベニーグッドマンとピートファウンテンに導かれて、炎天下に大きなリュックと地球の歩き方を両手に広げて歩いた、あの暑いニューオリンズ。片言の英語しかしゃべれない、眼鏡で浴衣で感動し続けてる日本人が物珍しかったのか、すっかり馴染んでしまい、この年越しを過ごしたのは寒いニューオリンズ。初めて足を踏み入れた時には全く予想もしていなかった展開です。
ふと見ると、何を間違ったのか、寒い寒い言いながらノースリーブでアイスを食べている人が本当に寒々しかった2017年の終わり。ニューオリンズの中でも特に大好きなフレンチクオーターの街角に、寒さをよそにいつものようにマイペースにシャボン玉が飛んでいます。夕暮れの中、2017年を見送る気持ちで眺めていると、今にも一句浮かびそうでした。こうして、私の2017年は暮れ、2018年はニューオリンズの「初めて」からスタートするのでした。