Facebookページによるマーケティングは低コストで手軽に始められる一方、成果を出すためには指標やユーザーの反応を見ながら改善を積み重ねる効果測定が重要です。Facebookページ効果測定のポイントについてまとめました。
Facebookページ効果測定で使われる主な指標
Facebookページへの「いいね!」数(ファン数)
Facebookの「いいね!」には、投稿への「いいね!」とFacebookページそのものへの「いいね!」の2種類があります。Facebookページそのものへ「いいね!」すると、そのユーザーのニュースフィードにFacebookページからの情報が表示されるようになります。
リーチ(数/率)
リーチ数とは、投稿がユーザーのフィードに表示された数を表します。リーチ率は「リーチ数/ファン数」で求めます。投稿の質が悪いと、ファン数は増えてもリーチ率が下がる傾向にあります。
エンゲージメント(数/率)
Facebookでエンゲージメントとして判断されるアクションは、「いいね!・コメント・シェア・クリック」です。エンゲージメント数は、Facebookページに対するユーザーの好意の指標になります。エンゲージメント率は「アクション数/リーチ数」で算出します。エンゲージメント率はユーザーに好まれる投稿を考える重要な指標になります。
一般的には、エンゲージメント率が10%を超えればユーザーとうまくコミュニケーションがとれている、「盛り上がっている」ページといえます(ページの規模によりますので、あくまでも目安です)。
トラフィック流入数
ユーザーが広告や投稿に付いているリンクを通して企業のHPなどにどれだけ誘導されたのかを表す指標です。
Facebookページ運用の目的に合った指標を選択する
まずは「Facebook運用の目的」を明確にしましょう。「ブランド認知度の向上」や「ユーザーの購入意欲の向上」など、企業により目的は異なると思います。そして「目的が達成できているかどうかチェックする値」を効果測定の指標として選択します。
・ブランド認知度を拡大したい→「ファン数・リーチ数」
・顧客ロイヤリティを向上させたい→「エンゲージメント数/率」
・サイトへのアクセスを増やしたい→「トラフィック流入数」
まとめ
いかがでしたでしょうか。Facebook運用で成果を出すには、運用の目的を明確にし、効果測定で目的の達成度合いを定期的に測るきめ細やかな運用が必要とされます。効果測定は週次・月次など決まったタイミングで実施し、その都度数値を分析して次の投稿の企画に活かすようにしましょう。