Webサイトを公開したら沢山の人に見てもらいたいですよね。
でも、広告や他メディアでバズらない限りアクセスは急に増えないというのも事実。
そこで思い浮かぶのが”SEO対策”です。
皆さんはSEO対策と聞くとどういったことを思い浮かべますでしょうか。
これらは現在でも良く聞く意見です。まだまだSEOに対する認知や知識が広まっていないようなのでSEOの基本のところだけおさえたいと思います。
SEO対策は一つではない
「ホームページを出せば皆に見てもらえますよね」「SEOって悪い事なんでしょ?やりたくないなぁ。」という方、本当に多いです。
ホームページは世界に19億サイトあると言われています。つまり世界人口の1/4位の数存在するわけです。その中から「あなたのホームページを必要な人に見てもらうにはどうしたらいいか考えて最適化を行う事。」SEO対策は平たく言うとこういう事です。
キーワード、メタタグ、被リンクといったものはテクニカルな対処のひとつです。どれか一つを行った所で検索上位に表示されるわけではありません。まず、SEO対策は無数にあることを覚えておいてください。
ある調査によると、検索は1日に50億回以上も行われているようです。1位のクリック率は14%で、2位は7%、3位は4%といった感じで1位と2位だけで2倍の差があります。検索結果表示上位を狙う気持ちも分かりますね。
検索エンジンの仕組を知る
まずは検索エンジンの仕組をおさらいしましょう。世の中の検索エンジンはgoogle社が作っていると思ってください。google社が作り出した世界最強かつ最新の人工知能ロボットがあなたのサイトを分析・査定しています。
書かれている内容、使っている画像、更に動画や音までも全て分析して、「了解、あなたのサイトは●●について書いているのですね。」と査定しています。
一方、googleやyahooで何かを検索をした人に最適なサイトを提供するのも検索エンジンの仕事です。
例えば「みかん おすすめ」と検索したら、「皆が勧めるミカンを知りたいのですね、了解しました。ではあなたが知りたい内容に近い順で表示します。」といった感じで、ユーザーにとって有益かつ良質な内容の順番で表示をさせる仕組みです。
まぁ、それでも少しは効果があるかもしれませんが、先ほど言ったようにgoogle社は世界最強かつ最新の人工知能を使ってユーザーにとって良質かつ有益な順番で表示させています。
「みかん お勧め みかん お勧め みかん お勧め」といった呪文のようなホームページと、「美味しいみかんの農園 口コミランキングTOP10」とではどっちが有益なのかを検索エンジンは判断しています。
つまり、”ユーザーが見て有益”と思われる情報が載っている事が大前提なので、無理やりキーワードを入れたり被リンクを増やしたといったテクニカルな対策をしても効果は薄いという事になります。残念ながら特効薬はありません。
検索エンジンに追いつこうとしている?
被リンクやキーワード埋め込みといった”対処療法”を行ってもあまり意味が無いという話をしました。
確かに20年位前まではそういう技法が有効でありそれを利用したSEO業者が乱立していました。しかし、google社はその都度「パンダアップデート」「ペンギンアップデート」といった検索エンジンをユーザーに使い勝手の良いものにするためのバージョンアップを行ってきました。
確かに、可愛いイメージですね。しかし実態は、検索エンジンの技術を悪用して強引に検索結果を上昇させる人たちを一斉に排除したのです。パンダやペンギンのおかげで全く上位表示されなくなったケースや、テクニカルなSEO対策で収益を上げていた業者が一気に減りました。パンダ、ペンギン恐るべしです。
このように、テクニカルな対処療法を頑張って行っても”googleとのいたちごっこ”という事になり、いつかgoogleから見放されて努力が無駄に終わる事になりかねません。
もしあなたがITの凡人であり、googleに勝てないと思ったらテクニカルなイメージは捨ててユーザーの役に立つ情報を掲載することに注力するようにしましょう。
はい、SEOは行った方がいいです。でも、テクニカルな対処ではなく、「ホームページを必要な人に見てもらうにはどうしたらいいか考えて最適化を行う事」です。
そうですね。恐らくSEOに対する考え方を変えないとならないので次回ゆっくりと”SEOの正しい考え方”をお伝えしたいと思います。
SEO不変の法則:ユーザーに良質な情報を提供すること、googleはそれを理想として常に進化している。テクニカルなSEO対策を行うという考えは捨てよう。