ショルダーネームは見込み客を店舗前やホームページに移動させるためのツールです。
そのためには、しっかりお店の独自性を反映させた言葉で差別化をし、見込み客の感性を刺激することが必要です。
ここまではこれまでも述べてきたとおりですし、起業の際の勉強会などで頻繁に聞いた話だと思います。
では、一度差別化したショルダーネームを決めたらそれでいいのでしょうか?
答えはノーです。
環境の変化に合わせてショルダーネームは変えるべき
ショルダーネームを決めたとしても、また変える時が来る理由は環境の変化が起こりうるからです。
環境の変化は以下のことが考えられます。
・消費者の嗜好の変化
・交通環境の変化
・情報量の変化
・その他の技術革新の発生
交通環境の変化や情報量の変化は、見込み客の増大と競合他店の増大をもたらしてきました。美容室といえば近所の馴染みか口コミ任せだったのが、今では100件近いお店から選ぶような時代に変わっています。このような変化が発生すれば、より差別化が期待できる言葉を探さなくてはいけません。仮にどこでもドアが出来たら、カラーリングも黄色専門!や焼肉店ならミノ専門!のようにより際立った差別化が求められることになるかもしれません。
このような事情から、やはり基本に忠実にニーズの変化や競合他店の情報収集はまめに行うべきです。
リアルの袖看板などは、影響範囲とその変化のスピードを考えるとそれほど早い変化はあまり起きないですが、ネット用のショルダーネームは特に注意が必要です。環境の変化によって、使用しているショルダーネームのウリが弱まったときには、その変化に合わせてショルダーネームも変更しましょう。