Director's Eye(社長ブログ)

Webデザイナーに必要な「マルチタスク」

Webデザイナーはデザインやコーディングのスキルだけではなく、マルチタスクに仕事をこなすスキルが不可欠です。本記事では、Webデザイナーがマルチタスクを行う必要性と、その実践方法について探っていきます。

案件を増やして収入を増やしたい、もっと効果的なWebサイトを構築したい、ディレクターを目指したい、ストレスなく仕事を管理したいなどと思った方はぜひ最後までお読みください。

Webデザイナーの日常あるある

Webデザイナーというと、スターバックスのソファでコーヒーを飲みながら仕事をしているような優雅なイメージがあるかもしれません。しかし、そういう人は企画や営業系の仕事をしているか、あるいはSNS、ライティングといった文字を書く仕事をしているのではないかと思います。

Webデザイナーの現実は、常にデュアルモニター画面の前で、エクセルや書類、大量に送られてくるメールなどと格闘し、複数のプロジェクトを同時進行に抱えて納期に追われている事がほとんどです。(時にはゆったりする事もありますが)

時間の使い方が鍵

Webデザインの現場では一日があっという間に終わるということもしばしば。しかし、その中で成果を上げるためには効率的な時間の使い方が必要です。

特に、一つの作業に没頭しがちな職人気質の人は、一つの作品に集中しすぎて時間を見失ったりします。気づいたら8時間かけてバナー画像一つだけといった作業量では成り立ちませんよね。

一方で、事務処理が得意で複数のタスクを同時にこなす事が得意な方もいます。書類を作りながら電話に出て、後ろの上司の話に応えるといった特殊能力を持っている人もいます。

これができる人は稀ですが、複数の案件を同時に抱え、電話の問い合わせや突発的な打合せ、納品後のメンテナンスなど、様々な業務を抱えて一度にこなすスキルを磨く必要があります。

マルチタスクができるようになるためのコツ

マルチタスクを行うためのコツをお知らせします。

まず、朝にやるべきことを整理し、優先順位をつけることが大切です。次に、プロジェクトを細かいタスクに分割し、それぞれに集中して取り組みます。ここで重要なのが、余白の時間を作る事です。お茶を飲んだり、散歩したり、突発の仕事に対応したりといった感じで全体の10~15%位含めておくといいでしょう。

さらに、細切れの時間を有効活用することも不可欠です。待ち時間や移動時間など、少しの隙間時間でもタスクを進めることができます。クリエイティブ作業の場合、作業をずっと行う事は能率が悪い場合がありますので、あえてタスクを切り離す事も重要です。例えば、Aという案件を3時間やって、別の作業を2つ行った後に再度Aのア案件を2時間行うといったスケジュールがお勧めです。毎日3時間までにするというスケジュールでもいいです。

タイマーやストップウォッチを使って時間管理をし、各タスクに適切な時間を割り当てることも効果的です。途中経過を上司やお客様に定期的に報告し、フィードバックを受けながら作業を進めることも大切です。

作業の途中で割り込みの仕事やトラブルがあることもよくあります。すぐ終わる事であれば割り込みの作業を優先する事や、少し整理して作業の方向性が見えてから元の作業に戻る事もお勧めします。ポイントは「先が不明な状態のボールを持ち続けない」ことです。

また、全く関係のないことに時間を費やし、脳をリフレッシュすることも忘れてはなりません。散歩をしたり、好きな音楽を聴いたりすることで、ストレスを解消し、積極的に集中力を回復させることも必要です。単純作業 -> 休憩 -> クリエイティブ作業 -> 打合せ といった感じでバランスを取りながら進めると集中しやすくなります。

まとめ

Webデザイナーは常に忙しい日々を送り、時には納期などのプレッシャーでストレスになる事があります。適切な計画と時間管理を行い、適度な休憩を取りながら仕事を進めることでストレスなく仕事ができる工夫とスキルアップを行っていきましょう。マルチタスクができるようになるには最低でも1年はかかると思います。焦らず毎日チャレンジしてみてください。

WordPressでお悩みの方へ!
ABOUT ME
数藤圭介
株式会社ネクストアクション代表取締役、WEBディレクター、ワードプレス運営アドバイザー、ビデオグラファー。趣味:小旅行、ギター、硬式テニス