一人で制作をしているとついつい独りよがりなWebサイトになりがちです。自分好みのデザインだったり、言いたい事を一方的に伝えていてユーザーをないがしろにしてしまう事はないでしょうか。この記事では、そういった、”独りよがり”にならないホームページにするためのコツをお知らせします。
目次
ターゲットに寄り添うコンテンツ
有名企業やテレビや雑誌で知られている企業でない限り、自社のサービスや魅力だけを前面に押し出しても、訪問者の関心を引くことは難しいです。
自分に興味の無い話を長時間されると飽きてきますよね。
独りよがりにならたいためには、訪問者の悩みや課題に焦点を当て、それに対する解決策を提供することが一番です。解決提案の文章に慣れてきたら中盤から後半にかけて自社や商品の魅力を伝えていくのが王道(テッパン)です。
ターゲットのニーズを深く理解する
ターゲットを決める事はとても大事ですが、そのターゲットのおかれている状況や段階を深堀りする事が重要です。例えばWebデザインを学び始めて半年が経過したユーザーをターゲットにしたとしても、フリーランスなのか制作会社の従業員なのか、副業なのか、まだ学校で学んでいるのかで置かれている状況や課題が変わります。
同じ初心者でも、Webデザイン学校に入学して1か月目と卒業して1か月ではスキルやモチベーションがかなり違うことからその課題も違ってきます。Web制作会社に入社して3か月目と1年目でもかなり違う事が想像できますね。このように単なる「初心者」だけでくくらずにもう少し具体的な状況について決めると良いです。
初心者Webデザイナーがやりがちなこと
多くの初心者デザイナーは、より”おしゃれ”または”新しい”デザインを好みます。時には、自分の魅力を出そうとか学んだアイデアを使いたいといった欲にかられます。これらは独りよがりの最たるものです。ぐっと我慢して、訪問者が安心して理解しやすいデザインの方が遥かに重要です(UX・UIですね)。
ユニークなデザインを売りにしている企業であればいいですが、斬新すぎて迷ってしまうデザインやだと訪問者を混乱させ、早期離脱につながってしまうので注意しましょう。
サイトデザインはストアのレイアウトを模倣する
Webサイトのトップページは店舗の入口と同じだと思いましょう。アイキャッチングな看板で注意を引き、店内に一歩足を踏み入れれば、親しみやすく歓迎する雰囲気と共に、最もアピールしたい商品やキャンペーンを目立つ位置に配置します。広い店舗の場合は案内表示を設置します。レジ付近には追加購入を促す商品を置くことで、顧客の買い物カゴにさらに商品を追加してもらうチャンスを作り出します。
内容と関係の無いサムネイルはNG!
サムネイルは内容を正確に伝えるようにしましょう。あえて内容と関係ないサムネイルを使う技法もありますが上級者向けなので初心者は失敗すると思っておいた方がいいです。
一番わかりやすいのは、内容の中で一番伝えたい事やユーザーの課題を明確にし、その課題のおかれている状況、もしくは、課題を解決している状況、もしくは、解決した後の状況を具体的に描写するといった方法です。例えば美白美容の記事を書く場合は、にきびの画、洗顔や手当をしている画、美白効果がでた画にするなどです。※どこにポイントを置くかはケースバイケースです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。Webデザインにおける「伝える」という行為は、ユーザーの関心を引き、彼らの行動を促し、そして最終的には彼らのニーズに応えることに他なりません。独りよがりにならないためには、”ターゲットユーザーに寄り添うこと”これが一番大事なのではないかと思います。